今日は、完璧主義をやめると楽になるという話を書く。
ASD(自閉症やアスペルガーの総称)の人は、左脳に偏ったせいで、白黒思考で完璧主義な場合も多い。
(特に低セロトニンのタイプはこの傾向が強い。)
完璧主義をやめると、使える時間が増える、ストレスが減るので、生きやすくなる。
日本社会は、中心に左脳優位が多いせいか、国全体に低セロトニンが多いせいか、仕事が完璧主義で、時間に追われて、ストレスも多い。
自分と他者の仕事へのハードルの高さを減らすと、生きやすい社会になると思う。
(その代わり、今より不便な社会になるから、利用者側の寛容さも求められる)
完璧主義をやめるために必要なこと(変化に影響があったこと)
・セロトニンを増やす
・右脳を使えるようにする
セロトニンに関しては、こちらの記事を参考に。
右脳機能不全をマシにして、右脳的な感覚を増やすことで主観の生きやすさが増える、というのはこちらの記事を参考に。
右脳機能不全で完璧主義になる理由は、左脳は白黒思考で極端だから。
セロトニンが不足していない高セロトニンのASDでも、極端な思考をしている人が多い。
何でも二項対立で考えたり、良い悪いをジャッジしたり…
右脳は柔軟で、どっちでも良いという感覚をになう。
右脳優位すぎだと何でも良い、全くこだわりがない、という人になる。
MBTIでいうFPタイプに、こういう人が多い。
(それはそれで、流されやす過ぎるデメリットがあるので、右脳優位すぎでこだわりが全くないのも、左脳優位すぎでこだわり過ぎなのも、両方デメリットがあると思う)
セロトニンを増やすこと、右脳的な感覚を使うこと、どちらかだけではなく、両方必要だと思う。
(私の経験談。
物理的にセロトニンが増えても右脳的な感覚を意識していない頃は完璧主義だった。
右脳的な感覚を意識していても、セロトニンが減っている時は、心配や確認が増える。
なので、両方必要と感じる)
完璧主義をやめて楽になった例、8つ
・予定に縛られることが減った
予定より人が先と気付いて、予定に合わせて体調をコントロールするのをやめたから、楽になった。
体調は天気みたいなもので、どう転ぶかわからない、天気や体調に合わせて予定を変えるという柔軟な生き方に変えたら、楽になった。
(右脳優位が多い、幸福度の高い国は、こういった価値観が一般的)
すべて、行くかもだし行かないかも、と、曖昧な予定にした。
(病院の予約など、日時が決まっている予定以外は、自分で変更可能にしていたら、楽だと思う。
仕事も、裁量権の多い、フリーランスなどが楽だと思う)
どっちでもよい、と、予定を気分や体調で変えられるようにしたら、ストレスが減った。
日本では、裁量権が少なく、大雨だろうが台風だろうが仕事、みたいな生き方をしている人が多いから、ストレスの多い社会になるのだと思う。
・旅行の準備が早い
前は、旅行の準備に1-2時間はかかっていたと思うが、今回、数ヶ月ぶりに日帰りで遠出する準備が1時間以内で終わった。
完璧な予定や完璧な行程を目指すことをやめたので、準備も柔軟になる。
ミスを怖がることをやめると、色々と時間と精神的エネルギーの節約になる。
・出先で普段と違うものを食べることへの抵抗が減った
数ヶ月前、5月か4月末に日帰りで遠出をした時は、わざわざご飯を持って行っていた。
その頃は今より栄養状態が悪かったのもあるが、食べるものでの精神状態の変化を許容できていなかった。
今は、合わないものを食べて、多少、腸内環境や精神状態が悪化しても、すぐに戻せるからまぁいいや、と、柔軟に考えられる。
完璧な腸内環境や完璧な精神状態を目指すことをやめて、6-8割で充分と思えるようになったから、出先での食事も柔軟に考えられるようになった。
・体調
6-8割の健康で十分と気付いたら、100%を目指して努力しなくてよいとわかり、楽になった。
6-8割の健康があるのに、100を目指すと病気になるから、ほどほどの健康があるなら、それで満足したら良いのだと思う。
執着すると失う。健康も、金も、人間関係も。
・買い物
前は、色々な選択肢の中から、最高を選ぼうとして、時間とエネルギーを無駄に使ってた。
1時間とか2時間とかかけて、比較検討して選んでた。
数年前は、フリーゲームでさえ、ダウンロードするかどうかを慎重に検討して、情報収集に時間をかけてた…(苦笑)
今は、全ての選択肢を検討するのは不可能と知ってるから、予算の中で、その時目に付いたもの(左脳人間が作ってる商品とか、ショップとか、自分の脳が反応するもの)の中で、デザインや評価を含めて、総合的に満足できそうなもので選んでる。
買い物が30分以内で終わるから、時間とエネルギーの節約になる
・登録や書類などの事務手続き
右脳優位の人は、即断即決で、処理が早いけどミスが多い。
私も前より右脳を使うようにして、即断即決で前よりミスが増えてきた。(右脳優位ほどは多くないと思うけど)
事務手続きや書類で確認をしないので、打ち間違いがあったり、入力ミスがあったり、書き間違いがあったり、以前よりスムーズに手続きできなくなってきた。
以前は慎重に何回も確認して登録や手続きをしていたから、ストレスは減った。
・ブログ記事
前は、内容の正確性にこだわっていたから、アップデートに必死だった。
少しでも知識が増えると、アップデートで修正していた。
今は、半年に1回ぐらいのアップデートの方が、合理的だと思える。
こまめに修正するより、知識や体験が増えてから、まとめてアップデートしたらよい、と思える
(こまめに修正するエネルギーを知識や体験を増やすことに使ったほうが良いと感じる)
2日に1回投稿というパターンにこだわるのをやめて、毎日でも、数日に1回でも、書きたいときに書けば良い、と思える。
記事の内容も、伝えたいことが伝われば、完璧でなくてよい、と、余計なストレスを減らせる。
細部にこだわるのは時間とエネルギーの無駄だとわかったので、目的を意識した記事なら、細部はどうでもよい、と思える。
・記録やメモへの固執
左脳偏重=言葉や数字への固執があり、メモや手帳など、過去の文字情報まで絶対視しやすい。
(なので、左脳偏重に無自覚だったり程度が強いと、読者に不要な情報でも消さずに残していたり。このブログにもそういう部分はあるのかもしれない…)
言葉や思考や分析は手段だと理解したから、そういうものを前より簡単に消したり捨てたりできるようになった。
一時的な思考や言葉や記録を絶対視しても仕方ないので、将来的には、もっと簡単に記録やメモを捨てられるようになるつもり。
などがある。
ミスが増えるなどのデメリットもあるが、総合的に見て、ストレスが減るので、主観のストレスを減らしたい人は、完璧主義をやめることをオススメする。
完璧主義をやめることで、得られるもの
・使えるリソースが増える
今までにも書いたが、べきねばや完璧主義に追われるとコストがかかる。
時間、金銭的負担、精神的負担など…
べきねばを減らして、6-8割で十分という最善主義にすると、使えるリソースが増える。
実際、仕事も健康も日常生活も6-8割で充分なのである。
自分で勝手にハードルを高くして、自分を苦しめているだけ。
そのストレスを身内や子供に八つ当たりする人もいるので、日本のように完璧主義が多い国は不幸だと思う。
・ストレスが減る
色々と追われることを減らすので、楽になる。
記事のアップデートに追われたり、知識を増やすことに追われたり、金に追われたり、時間に追われたり…
左脳優位で低セロトニンが多い、TJタイプはこんな風に、色々なものに追われていたり完璧主義だったりするので、セロトニンを増やしたり、右脳的な感覚を増やしたら、楽になると思う。
私もTJで、セロトニンが少なくなればなるほど、完璧主義で強迫的になっていたが(低セロトニンで強迫性障害のようになっていたのは、この記事を参照)
セロトニンを増やしたり、右脳的な曖昧さを理解することで、完璧主義ではなくなった。
今の自分の状態は一時的なので、完璧主義をやめたい人は、セロトニンを増やしたり、右脳的な感覚を使うようにしたら良い。
「やるべき」や「やらなきゃ」という低セロトニンのTJ要素を減らして、柔軟さや曖昧を増やして、「やりたい」で生きるようにすると、バランスが取れて、楽になる。
そんな風に、今現在の脳の使い方がアンバランスでも、今の自分と反対の使い方を真似すると、バランスが取れて楽になったりする。
QOLを上げたい、主観の幸せを増やしたいという人は、右脳機能不全を以前より解消したというこちらの記事と合わせて、参考にしてみてほしい。