レビュー

「されど愛しきお妻様」を発達障害の当事者が読んでみた。

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あくまで感想なので、個人的な話も多い、ご了承を。

 

しばらく前に買っていたが、障害を意識するのが嫌で、放置していた。

色々重なって、腸内環境が悪化して、自信喪失やセロトニン不足による抑うつがあったから、読んだ。

 

結果的には、読んでよかったと思う。

 

色々重なった、の、色々の内訳

・過去を思い出す記事によるフラッシュバックの増加

(読者のためより自分のためにして、親を思い出す記事は減らそう…)

 

・合うと思った環境からのお断りメールによる社会からの疎外感

(思考停止してた頃はその会社に雇われてたのに、思考停止をやめたら自信に見合うキャリアがないからか、断られた。社会に居場所が欲しい…)

 

・思考の整理やメモとして使ってるiPod が使えない状態

(iPod 依存が激しいから無いことでの不安感が強い。言語で生きてるから、思考の整理に、打ち慣れたiPod でのメモや日記が必要だな…と)

 

・iPod が使えないことによる普段と違う状態でのミスの増加、ミスによる自己嫌悪など

(普段ならアプリで起きられるのに、起きられないと昔を思い出して病む)

 

・睡眠のリズムの乱れやストレスによる腸内環境の悪化

数日前に新しく買ったケトルで水を沸かす際、煮沸を1回しかしていなかったので、残留塩素などが腸内環境に悪影響だったかも(水道水の煮沸不足も腸内細菌を殺す)

 

・食物繊維が無くなりかけで新しいのが届くまで、量を減らしていた

など。

 

腸内環境の悪化はセロトニン不足による抑うつを招く。詳しくは、最後に。

ちなみに、腸へのストレスが多い時、キリキリと胃腸が痛むのと、オナラが増える。(ストレスでオナラが出る。全ての人に当てはまるかは不明)

そういったことが多い人は、何が腸のストレスになっているのか、見直してみても良いかも。

 

 

本題、感想

私と同じ、発達障害+虐待の妻(ESFPだと思う)と著者(ENFJ)の共同生活を描いた本

 

左脳人間なので、箇条書きに近い。ご了承を。

 

発達障害+虐待でアダルトチルドレンなのが自分と同じだった。

妻を不安、回避、混乱型で分けるなら混乱型で、私もそう。

 

離脱症状の辛さ、もっと一般的になればいいと思う。

(今が最悪と鬱になっても、SSRIの離脱症状で辛かった頃よりかはマシと思えばいいのかな…)

 

外向型で低覚醒だからリストカットするんだな、と。

内向型で高覚醒で血が怖い私はリストカットは無理。

病んだ環境にいた時、周りにしてた子はたくさんいた。目の前で切られたこともあり、軽くトラウマ…

 

朝起きられないのは栄養不足が原因だな、そういえば私も昔は起きられなかったな(仕事に行くのが大変だった)とか

起きられないのはトラウマだから、アプリが使えないせいで、1年半以上ぶりに起きられず、凹んでた。

 

高次脳機能障害では前頭前野にダメージが出て、ADHDに近い症状になるんだなぁ、と。

当事者に取材してる著者でさえ「体験してみないと辛さがわからなかった」と言ってるんだから、一般的な医師が何もわからないのは仕方ないのかも。

何度も、「なんでこんなに大変なのに真剣に取り合ってくれないの」と感じたことがある。

外から見えない障害だけに、頭が良くて「普通っぽく」振る舞える人ほど、辛いと思う。

 

受容の必要性、考えさせられた。私はその過程だと思う。

セルフイメージが高いから、ミスが許せない部分もあり、できる自分とできない自分の差が大きくて、病みそうになったり。

(実際に凸凹が激しく高い部分は高いから、それに沿ったセルフイメージになる)

最近、凹の方も見て、定型発達と違うからミスや変な間違いがあってもいいか、と受容しつつあるけど…

 

去年10月に受けたウェクスラーの検査結果を説明として見せたりする機会がある。

色々な人にここまで大きい凸凹は珍しいと言われたりするけど、自分ではそれが「普通」だから、凸凹が大きいと信じきれていない。

1年経つともう一度受けられるから、10月以降にもう一度受けて、それでも凸凹が大きければ、今より更に、受け入れられるかもしれない…。

 

注意障害は「集中と無視」の両方が問題だというの、勉強になった。

1つに集中できず、色々な情報が目に入ってきて疲れる(だから低刺激の環境を選ぶ)のは「フィルター機能の弱さ」だと理解してたけど、「注意障害」とも言えるのだなぁ、と。

同じようにフィルター機能が弱い人は、自分でフィルターを作ることを意識した方がいいと思う。

 

ネガティブな感情に支配される、振り払おうと思ってもずっと気になることがあったけど、それは「マイナス感情への拘泥」と言えるのだなぁ、と。

これは前頭前野を鍛えたら弱くなった

(感情抑制が強くなり、注意の選択が強くなったからだと思う)

 

妻の症状として書いてある、他人の感情に影響されるのは、私もある。

島の過敏か扁桃体の過敏が原因だと思う。虐待やトラウマで、こういう傾向が出るんだと思う。

ASDは他者の感情がわからないとか言われたりするけど、わかるし、っていう。

なぜそういう感情になってるのか、その感情にどう対処したらいいのかがわからない、ってだけ。

感覚でわからないから、理屈で考える。

 

環境が不自由を障害にする、っていうのは、当事者としては嬉しい言葉だった。

実際に環境調整が上手くいっていたら、障害を意識することは少ない

合う仕事・合う人間関係なら、「少し個性的」で済む。

社会が個性として受容・許容できないから、障害と言われる部分もあると思う。

加えて、著者の指摘のように、ビジネス目的で発達障害が一般的になってる部分もあり。

ただ、ビジネス目的で普及してるにしても、今まで「人と違うけど自分が悪いんだ」と思わされてた人が、凸凹のせいだったと気づけるから、良い風潮だと私は思う。

 

普段から、虐待や発達障害が増えてるのは戦後のPTSD世代の影響もある、と思ってるから、そういう指摘があって嬉しかった。

80代、60代、40代、20代…と、若い世代になるにつれ、親や社会からの人権侵害がマシになってると思う。

周りの20代に、私のように酷い虐待をされて病んだ人は少なくても、1つ上の40代ぐらいの世代には、虐待や人権侵害が激しかった人たちも多い。

私の父は60代だから、私の場合は40代の人と同じような状況だったのかな、と思ったりする。

日本の有名人が虐待の被害を告発・克服する本を読んで参考にしていたが、全員40代~50代の人たちだった。

 

戦後のPTSDや人権侵害の影響が弱くなってきているのは良いこと

記憶や傷が薄れてきたら、戦争をしたがる人たちも出てくるかも、だけど。

世の中に不満があって戦争を待ち望んでる人は、自分が紛争地帯に行けばいいと思う。

社会をリセットしたいという欲望はわからないでもないけど、戦争や災害で混沌としたら、自分の生活も脅かされる。

そういうことを理解した方がいいし、誰かにリセットしてもらおうとするより、自分で主体的に社会改革に参加した方が良いと思う。

(デモに参加する、署名をする、意見を送る、ブログに書く、など、何かしら、社会に意見を発信することは誰にでもできる)

 

抑圧の押し付けについて、鋭い考察だと思った。

私も、そういう時期があった。

「自分は努力して克服したから、克服してない人は克服するべき」って。

そういう、「全員が強者になるべき、弱者は努力不足」っていう考え方ではなく、「弱者には弱者の事情がある、誰しも弱者になる可能性がある、だから弱者にも生きやすい世界を」って価値観の社会になってほしい

弱肉強食ではなく。

 

そう思ってたはずなのに、いつのまにか、「克服してない人は努力不足」みたいな考え方になってたから、社会的に「〇〇できない人は失格」って価値観が強いからだな、と。

「働いてない男は失格」「家事や育児をしない母親は失格」「メンタル維持をできない人は失格」「体調管理をできない人は失格」など。

左脳的に、〇〇という立場なら〇〇するべきと規範で縛るのではなく、誰しも変な部分や不完全な部分があるという、完璧主義が弱い価値観に変える必要があるな、と。

 

加害者も被害者

妻にとって加害者な母も被害者だし、妻と著者も被害者と加害者と両方の役割があるし。

私の親も、両方とも被害者の側面があるし、私も加害者の側面があるし。

被害者は加害者になるから、被害者を作らない社会、不当に差別される人を減らす人権意識の高い社会が必要だなぁ…と。

 

妻の父はASDなのかも、と思った。ASDで家庭は放置して趣味に生きる親と、家庭のことを一人でやることになり、ストレスで子供に過干渉な親、と。

少なくとも私の家はそんな感じだった。

著者も妻もASDではなくADHD傾向で、同じくADHD傾向がある妻の母には好意的なのに、妻の父には冷たいから、ASDとADHDで分かり合えないからかな、と思った。

 

Tは社会を変えようとする、Fはミクロからマクロへ

右脳も使える定型発達の人は、ミクロからマクロへ、を意識してると感じる。

この間手放した本の中にあった、ブレイディみかこもそんな感じだった。

対して左脳人間のASDは、概念的な思考をするから、いきなり社会を変えようとする

地に足がついているのは定型発達の人達だけど、観念的な思考をするASDも必要だから、どちらも優劣はないな、と。

 

自分の中の、守られたい欲求を再確認した。

誰かに依存するのは「正しくない」ので、見ないようにしているが、父への恐怖心やコンプレックスから、守られたい、父親代わりのような人と付き合いたいという気持ちがあると思う。

そういう気持ちが強く、年上の男性とばかり関わっていた高校生の頃、支配的でもなく性的に玩具にされるわけでもなく、優しく庇護してくれる人がいたなぁ、あの人はどうしているかなぁ…と、美化された記憶に浸っていた。

いつか、守られたい、庇護されたいという欲求から解放される時が来ればいいなぁ、と思う。

(俺が守ると言うような男は、支配的でモラハラ・DVになると、理解しているため、この欲求は満たさない方が自分のためだと思う)

 

障害も含めてパーソナリティ

最後に、一番印象的だった価値観について

全ての人が栄養補充や生活習慣改善で、症状を改善するのが「正しい」と思っていたが、その症状がある状態も含めてパーソナリティという考え方もありなのだな、と

 

症状改善をしたい人は、このブログの情報を参考にしてほしい。

 

 

冒頭に書いたように、色々と重なって腸内環境が悪化して病んでいたが、乳酸菌を大量に摂取したら、落ち着いた

悪化している時は、便通が無い。5月に腸内環境が安定してから、安定している日は1日1回はある。

この本を読んだ日は、便通がなく、普段にないレベルで抑うつ的になっていた。

(腸内環境が安定している時は、希死念慮は出てこない。腸内環境悪化によるセロトニン不足で、希死念慮や抑うつが出てくる)

 

乳酸菌を大量に摂取したら、便通が1日2回になった。(1日2回が理想)

大量に摂取してしばらくしたら、色々な悩みがどうでもよくなる状態になる。

(プラセボではないと感じる。信じていても悪影響があったり、信じていなくても効いていたり、プラセボが起こりにくい脳かな、と思う)

 

乳酸菌を大量に摂取するのも費用がかかるので、ストレスを減らして、腸内環境の安定を保つのが必要だなと思った。

費用に余裕がある人は、ストレスを気にせずに過ごして、食間や寝る前に乳酸菌を大量に摂取していたら、安定を保てるのかもしれない。(それとも、いくら乳酸菌を大量に摂取していても、ストレスの方が多いと、意味はないのかもしれない)

基本は、塩素や添加物などの物理的な悪影響を含めたストレスを減らす+腸に良いものをとる、になる。

 

詳しくはこの記事

脳に問題がある人は、症状改善をしたいなら腸内環境の安定は必須なのを覚えておいてほしい。



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