こんにちは、KYOです。
この間、考え方に関して「個体差を意識しよう」という記事を書きました。
今回はより具体的な、体についても、個体差の意識が必要だという話です。
その情報、自分に合っていますか?
日本は痩せ至上主義で、中年の男性に病理の結果としての太り過ぎが存在すること、男尊女卑で見た目至上主義なこと、資本主義で物を売りたいことなどが相まってダイエットの広告にあふれています。
が、痩せすぎの人が太り過ぎ向けの情報を参考にしても仕方ないです。
過去の私や、最後の職場に多かった、周りの発達障害があって腸内環境が悪くて栄養不良で痩せすぎの人たちは、痩せすぎなのに更に痩せにこだわっていました。
一般的に、高血圧、高血糖、高コレステロールというメタボリックシンドロームの人間に向けた情報が多いです。
それを低血圧、低血糖、低コレステロールの痩せすぎであったり痩せすぎではなくても栄養不良で代謝の低下を起こしているような人間が鵜呑みにしてたら、更に病気になるだけです。
痩せすぎで低コレステロールだと認知機能が弱いから鵜呑みにしやすいんでしょうが、自分の体質と違うということを意識する必要があります。
ちなみに、低コレステロールだと認知機能の低下や不安の強さやうつ、自殺率の高さに関係してきます。
(コレステロールによって作られる栄養素やホルモンが不足するからです。大規模な研究結果からも明らかです)
日本や韓国のような痩せ過ぎ人間が多い国の自殺率が高いことの一因として考えられるかもしれません(1つだけが理由ではないですが。両国が病んでいるのは、競争社会・儒教・長時間労働などの要因も大きいと思います)
痩せ過ぎもれっきとした病気です
太り過ぎも病理に繋がりますが(内蔵脂肪の多さは鬱などに相関します)、痩せ過ぎもれっきとした病気なのに、日本ではそういった意識が弱いのは、問題だと思います。
私は長年痩せ過ぎで栄養不良でしたが、それを問題視する声を聞かないどころか、「痩せていて羨ましい」などと言ってくる人が多かったので、不健康でも痩せているというだけで良しとされる、「痩せ至上主義」の価値観は変える必要があると思います。
(過去の私と関わって、痩せ過ぎで心配する人もいたでしょうが、そういった人はしっかり考えられるので、「もう少し食べた方がいい」などの干渉をしてこなかったのでしょう)
この記事のためにキーボードを打っている間も、痩せと入れれば「痩せたい」という予測変換が出てきて、部分と入れれば「部分痩せ」と出てくる、痩せ至上主義は異常だと思いました。
そのせいで栄養不良の人が増えて不妊も増えて、そろそろ本格的に問題視され始める頃だと思います。
(非正規も男に増えてきたら問題視され始めたので、痩せ至上主義も不妊という国家存続の問題になってきたら問題視され始めるのでしょう。男への不利益が出てこないと問題視されないのが、「男社会」なので)
健全な体で健全な思考をする人は干渉してこず、不健全な体で不健全な認知をする人は「痩せていて羨ましい」などと言ってくる、それを鵜呑みにする痩せ過ぎ栄養不足で不健全な認知があるから、また、栄養不良が続く…
そういった悪循環をなくすために、痩せ過ぎも病気であるといった価値観が広まる必要があるなと思います。
発達障害がある→腸内環境が悪くて栄養不足→低コレステロール→栄養不良により認知機能低下という仕組みがあるので仕方ないですが、過去の私のように発達障害があり栄養補充をしていない人は、物事の見方が変かもという自覚をした方が良いと思います。
(実際に、発達障害があって栄養補充をしていない人で、認知機能がまともな人を見かけません…それも個性のうち、といえばそれまでなので、改善するしないは自由ですが)
低血圧や低血糖に逆効果なサプリ、健康法
私も、栄養補充をして認知機能を含めた脳機能が回復するまでは、色々偏った視点で行動していました。
その頃に学んだ、低血圧や低血糖がある人には逆効果になるサプリと健康法を紹介します。
まずは、低血圧が更に悪化するサプリについて。
認知機能低下で合わない食事をして、断糖により副腎疲労が悪化して低血圧が悪化しました。(詳細はこちらの記事)
その時期から、飲むと低血圧が悪化して不調になったのは以下のサプリです。
・グルタチオン
・グルタミン酸
・GABA
・コリン
・オメガ3
・マグネシウム
・クルクミン
これらに共通するのは「抗炎症」や「鎮静」「リラックス」などの効果です。
低血圧だから絶対摂らない方が良いというわけではありませんが、代謝が低下していて低血圧になっている人が上記のような効果を持つサプリをとる時、上記の栄養素によるメリットと更に代謝を下げて血圧を下げるデメリットとを比較して、どちらが大きいかを考えたほうがいいと思います。
低血圧・低血糖の人が避けた方がいい健康法
次は、低血圧や低血糖がある人が避けた方がいい食事などについて、です。
ちなみに、高血圧でも低血糖になりやすい人もいるので(副腎疲労で交感神経優位、血糖値の維持ができない状態の人)高血圧だから低血糖は無関係、と思うのは危険です。
・食事抜き(断食・ファスティング)
・激しい運動
・減塩やカリウム過多(野菜や果物の食べすぎ)
・水溶性食物繊維のとりすぎ
まず、低血糖の人は血糖値の維持ができないので、食事抜きはダメです。
血糖値の維持が出来る人(肝臓や副腎が元気な人)は、食事抜きがオートファジーを活性化させ、メリットがあります。
ファスティングの健康効果が話題になったりしていますが、全ての人に当てはまるわけではありません。
激しい運動も、筋肉に糖がとりこまれ、低血糖になるので、低血糖の人は避けたほうがいいです。
(血糖値の維持のために筋肉はあった方がいいですが、低血糖にならない程度の運動で筋肉をつけた方がいいと思います)
そして、減塩でナトリウム摂取量を減らしたり、野菜や果物といったカリウムが多いものばかり食べるのも、低血圧の人には逆効果です。
低血圧なら、血圧を上げるナトリウム(海塩が理想)をしっかりとって、カリウムは控えめにする必要があります。
血圧を上げるのはナトリウムで、下げるのはカリウムだからです。
最後に、水溶性食物繊維(海藻など)のとり過ぎも逆効果です。
水溶性食物繊維はコレステロールを下げるから、です。
腸内環境のために食物繊維は必要ですが、低血圧・低血糖があり低コレステロールの人は不溶性食物繊維をとった方がいいです。
おわりに
このように、一般的に「健康に良い」と言われていることも、体質によっては逆効果だと、わかったと思います。
過去の私もそうですが、痩せ過ぎで低血圧・低血糖・低コレステロールの人ほど変な食事をしているので(野菜や果物しか食べなかったり、血糖値が維持できないので砂糖依存になっていたり)本当に健康になりたいなら、気をつけた方がいいと思います。
そういう人は、「自分は栄養不良で脳がバグっている、ゆえに物の見方が変かも」ということを自覚して、世の中の「高血圧・高血糖・高コレステロール向け」の情報は鵜呑みにせず、自分の体質に合った食事を意識してほしいと思います。
必要なこととしては、上に書いたこと以外では、「低糖質・高タンパク食」「肝臓や副腎をいたわる」「腸内環境の改善」などです。
過去の私もそうですが、腸内環境が悪いせいで消化吸収ができず痩せ過ぎていたり、栄養不良というストレスで副腎疲労があったり、腸内環境が悪化していたりするので。
低血圧・低血糖・副腎疲労・ホルモンのアンバランス・甲状腺機能の低下・腸内環境の悪さ…などは繋がっているので、上記のような症状で悩んでいる人は、副腎疲労対策や腸内環境に良い生活習慣をしていれば、自然と他の症状も改善されると思います。
部分的に対処するより、全体を見る必要があると思います。
副腎疲労対策について詳しく知りたい方は、こちらの本を参考にしてください。