【前頭前野を鍛える】本能よりも理性を使える人になる

更新日:

 

19.12月 追記

発達障害と精神疾患は別物ではなく、発達障害の延長線上や、別の視点から見た場合、精神疾患と分類されるということを書きました。 →こちらの記事

発達障害があると精神疾患と分類される状態になりやすかったり、感情に振り回されやすいので、前頭前野を鍛えるのは必須だと思います。

この記事では、発達障害と精神疾患を別物として書いていますが、本来は延長線上のものだと理解して、お読みください。

 

こんにちは、KYOです。

皆さん、前頭前野は使えていますか

前頭前野とは理性的な判断を司る脳の部位です。

発達障害やパーソナリティ障害の人は、前頭前野が使えていない人がほとんどで、そのせいで生きづらさが増していたりします。

 

私も数ヶ月前まで、十分に使えていませんでした。

数ヶ月前までの私は、衝動や感情がコントロールできず、すぐにキレる、迷惑な人でした。

そんな私も、前頭前野が使えるようになって日常生活のストレスが減ったので、是非、使えていない自覚がある方は鍛えてみてください。

以下、詳細を説明します。


前頭前野とは?


簡単に説明すると、本能を司る扁桃体や報酬系を抑える、理性の部分です。

前頭前野が弱い人は本能優位、強い人は理性優位だと思ってください。


使えてない人の特徴

・すぐキレる

感情をコントロールできないので、キレやすくなります。

扁桃体による本能的な恐怖を抑えられず、恐怖→怒り→キレるという行動になりやすいです。

高齢者がキレやすいのは、前頭前野の機能低下があるからだと思います。


・衝動コントロールができない

本能的な欲求をコントロールできないので、依存症になりやすくなります。

具体的には、物質依存(アルコール、カフェイン、ニコチンなど)、行為依存(セックス、ギャンブル、買い物など)、人間関係依存、などです。

発達障害やパーソナリティ障害の人に依存症が多い原因の1つとして、前頭前野の機能低下が挙げられると思います。


・視野が狭い(メタ視点がない)

自分の主観でしか、物事を見えません

客観的事実やほかの見方を考慮することができず、自分の主観=たった1つの真実、となります。

自分の常識が世間の常識だと、本気で信じている人たちです。

(日本で常識を鵜呑みにして生きていると、こういう視野の狭い人間になります。社会的に求められているのが、思考停止した奴隷だからです)


認知症の高齢者も発達障害もパーソナリティ障害も似ている

私の親や、数ヶ月前までの私がこの状態でした。3つ全てに当てはまっていました。

虐待で前頭葉にダメージを受けるので、前頭前野が使えていないのも、必然といえば必然ですが…

老化や認知症でも機能低下するので、高齢者は大なり小なりこういった傾向が出てきます。

これからの高齢化社会は、こういった、理性が使えない人が多数派になる、ということです。

(少子高齢化社会で若者として暮らすデメリットの1つです。)

認知症の高齢者、発達障害の人間、パーソナリティ障害の人間は、前頭前野の機能低下を起こしているという点で、共通しています。

 

ADHDは前頭前野の機能低下に注意

ADHDには前頭前野の機能低下があります

主観の観察でも感じますし、参考文献にもそう記載されています。

 

前頭前野の機能低下の特徴を参考文献をもとに書くと

・気が散る

・先延ばし癖

・ケアレスミスが多い

・人の話を聞かない

・落ち着きがない

・衝動的

・刺激を求める

となります。

 

虐待を含めた慢性的なストレスでも前頭前野の機能低下が起こるので、私の親は2人ともこういった症状が出ていました。

そんな親に虐待された私も、過去は全て当てはまっていました

後述するように、認知行動療法や脳トレで前頭前野を鍛えたらこういった症状は無くなりました

 

私に良い変化を与えてくれた元彼氏も、出会った当初はADHD傾向が強かったです。

その人は右脳優位なので、右脳優位+前頭前野の機能低下があるとADHD傾向が出て、

私のように左脳優位+前頭前野の機能低下があると、ASD+ADHD傾向になります。

ASD+ADHDと言っている人は、機能不全家族育ちで前頭前野の機能低下がある場合も多いです。

ASDでも問題の少ない家庭に育った人は、ASD傾向のみです。(衝動性はなくマイペース)

 

ADHD傾向がある人は、前頭前野を鍛えることと、ドーパミンのアンバランスを解消することを意識すれば、症状は軽減すると思います。

 

ADHDと言われる人は、

右脳優位+前頭前野の機能低下+ドーパミンのアンバランス

といった症状が見られるので、右脳優位のままでも、前頭前野を鍛えたりドーパミンのアンバランスを整えるだけで、症状は軽減すると思います。

(実際に私も元彼氏も、現在はADHD傾向はゼロに近いです)

 

ADHDはASDのように一生治らない脳の器質的変化というわけではなく、一時的な「症状」に近いと、私は思います。

特定の脳の状態で、ADHDと言われるだけで、その脳の状態を変化させれば、ADHDではなくなります。

(精神疾患も発達障害も、特定の症状に病名をつけているものが多いので、病気と思わず、症状と思った方がいいと思います。

病気があって症状があるのではなく、症状があり、病名がついているだけなので)

 

追記。

私は、ADHDと言われる人は右脳優位+前頭前野の機能低下+ドーパミンのアンバランスだと思っていますが、ADHDもASDと同じ、右脳機能不全が原因という治療者もいます。

なんにせよ、一時的な脳の状態に名前をつけているだけなので、診断名にこだわらず、脳の変化を意識すれば良いと思います。

子供であればあるほど、発達障害は大幅な改善が可能です。(子供であればあるほど、脳の変化が大きいため。そのために発達障害になるとも言える)

詳細はこちらの記事を参考にしてください。

 

追記2

日本でADHDと言われる(自覚している)人たちにも何パターンかあるな、と気付いた。

・右脳優位+前頭前野の機能低下でADHDだと思っている(言われている)人

・右脳優位+ドーパミン過剰で多動や衝動性が強く、ADHDだと思っている(言われている)人

・上記にリンクした記事の著者が言っているように、左脳優位(右脳機能不全)でADHDだと言われている人

このように、同じ診断名をつけられていても、原因は人それぞれ。

その人の問題の原因を見つけて、適切に対処することが必要で、診断名にこだわる必要はないのだと思う。

 

 


前頭前野が使えない原因は?


先述した、老化以外の原因を挙げます。

・虐待

先述しましたが、虐待の後遺症として、前頭葉にダメージが起こります。

虐待の被害者が加害者になったり、犯罪を起こしたりするのは、こういった生化学的な理由も大きいと思います。


・先天

発達障害の説明でよく見かけるのが、「先天的に前頭葉に障害がある」というものです。

合理的に考えると、先天的ということはあり得ず、遺伝子+環境要因による脳の変化だと思いますが、虐待をされていないのに起こる・発達初期から起こる脳の機能不全という意味で「先天的」という言葉が使われているのかな、と思います。

最新の西洋医学では遺伝子+環境要因が原因という考えが主流になってきたので、こういった表記もそのうち無くなると思います。


・長期的なストレス、短期的なストレス

短期的なストレスで、前頭前野への血流が低下し、扁桃体への血流が増します。寝不足や体調不良などの身体的ストレスが強い日に、いつもよりイライラして理性的ではなくなるのは、こういった理由です。

勿論、精神的ストレスが強い場合にも、同じようなことが起こります。

こういった短期的なストレスが慢性化すると、慢性的な前頭前野の機能低下が起こります

虐待の後遺症での機能低下は、これに当てはまるでしょう。

 

当たり前ですが、短期的なストレスも長期的なストレスも、脳には良くないということです。

日本で常識を鵜呑みにして生きていると、ストレスまみれになるので、脳に良い生活をしたい人は、常識を捨てた方が良いと思います。

参考→日本の常識を捨てる方法


前頭前野を使えるようにするには?


さて、前頭前野の機能低下があると、色々と生きづらくなるということが理解できたと思います。

脳には可塑性があるので、今現在が機能低下の状態でも、変化させることができます

たとえ、長期的なストレスで慢性的な機能低下に陥っていても、それを変化させることができる、ということです。

実際に、長年使えていなかった私も、認知行動療法や脳トレで前頭前野が使えるようになりました。


そのために必要な手段で、特に効果的なものが、以下の3つです。


・認知行動療法

CBTと呼ばれるものです。

簡単に言うと、自分の思考や感情を記録して、冷静になってから再考する、というもの。

本などで独学で行うこともできます。

認知行動療法について、詳細はこちらの記事を参考にしてください。



・脳トレ

私の場合は、これが一番効果を感じました。

脳トレアプリのテストの点数が上がるに従って、本能的な感情に振り回されることが減りました。認知機能の上昇も実感しました。

理性的ではない怒りや恐怖より、理性の方が勝る状態に変わりました。

一時的に、本能的な恐怖に脳が乗っ取られても、メタ視点で「脳が反応しているだけ」と思えるようになりました。

以前なら、キレる(解離という防衛反応)場面で、「キレても仕方ない」と理性的な判断ができるようになりました。

ゲーム感覚で楽しめるので、私のようにデジタル思考でゲームが好きな人にはオススメの方法です。

 

追記

脳トレで脳は鍛えられないという意見もありますが、前頭前野が使えるようになると脳トレの点数も上がるので、たとえ脳トレで鍛えられていなくても、成長の可視化に使えると思います。

私の場合、点数が上がることと日常生活で冷静な思考ができることは比例しているので、これからも成長の可視化として利用します。

 

追記2

脳トレゲームは最近はやっていません。これはどこを鍛える、という背景がわかってしまうと、面白くなくなりました(笑)

 


・瞑想

マインドフルネス瞑想でも、前頭前野が鍛えられると明らかになっています。

瞑想で扁桃体の縮小と前頭前野の強化が起こると研究で明らかになっているので、一般的にオススメできるのは、この方法ということになります。

瞑想は寝落ちしてしまうので私は苦手ですが、移動時間など、手持ち無沙汰な時に脳の休息として良いかもしれません。

人によっては、瞑想が一番合う人もいると思います。


ここに挙げたことを全てやろうとせず、自分に合った方法を継続することが、一番だと思います。

嫌にならない程度に続けること、それが、習慣化のコツです。

 

 


前頭前野が使えるようになると


モチベーションアップのため、前頭前野が使えるようになると起こる良いことを書いておきます。

全て、私の実体験です。

まず、理性が使えるようになるので、不必要にキレたりすることが無くなります

感情コントロールができるようになるので、一時的な感情に振り回されることが減ります

扁桃体が抑えられるので、理性的ではない恐怖が減ります(見ず知らずの人に殴られるかも、という非現実的な恐怖や、包丁を見た時に、刺さったらどうしようと考える非現実的な恐怖が減りました)

私のようにトラウマが多い人は、この恐怖が減るだけで、日常生活が楽になると思います。

 

また、自他境界が以前より強くなりました。人は人で、自分とは関係ない、という気持ちが強くなりました。

自分にとって最適な方法と他者にとって最適な方法は違うこと、自分と他者とで物の見方が違うこと、そういう、人と関わる上で必要な感覚が芽生えてきました

この感覚がないと、「自分と同じ価値観で物の見方のはずの他者が自分と違う行動をしていて理解できない」とか、「自分にとって最適な方法は他者にも最適なはずだから、その方法を選ばない他者は間違っている」というような考え方になり、自分自身も疲弊します。

 

過去の経験から言って、発達障害やパーソナリティ障害がある人は、こういった考え方をしている人が多いです。

もしあなたが、発達障害やパーソナリティ障害の自覚があり、今より楽に生きたいと思っているなら、前頭前野を鍛えるという選択肢をオススメします。

そういった極端に使えていない人以外でも、今以上に前頭前野が使えるようになると、認知機能が向上して日常生活が楽になるので、自分に合った方法で鍛えてみて欲しいと思います。

 

参考文献(ADHD傾向の部分について)



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