レビュー

【エバーテイル】感想。儒教的な価値観のオンパレードに疲れた

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エバーテイルの第一部をクリアしたので、感想。

最初は、ポリコレを意識したポケモンだと思っていたが、進めるにつれて、日本的な価値観のオンパレードに嫌になり、バトルだけを楽しむことにして、クリアまで到達した。

海外市場もターゲットに入れているはずなのに、儒教文化を知らないと楽しめないのでは、と思う描写が多いのは、あえて、なのか。

日本人が下手に欧米文化を意識して作るより、日本やアジア圏の文化で作った方がクオリティが高いものができる、という考え方があるのかなー(知らないけど)

 

以下は、日本的、儒教的で嫌だなー疲れるなーと思った部分

儒教や日本の文化を鵜呑みにしていたら、病むと思う。

理不尽や差別が当たり前、だから

(固有名詞を覚えるのが苦手な脳なので、肩書きで書いている部分もある。名前も間違ってるかもしれないが、ニュアンスで伝わればいいと思っている)

 

 

 

・家に縛られる人たち(団長娘とミュシュア)

「偉大な父の娘」として見られて、個人として見られないことを嘆く人たち

政治家の息子、〇〇さんのママ、〇〇家の長男、など、現実の日本でも、個人として見られず家に縛られる問題が散見している。

今の総理もそんな感じだと思う(偉大な祖先がコンプレックス)

 

・弟依存(リゼット)

弟の親代わりとして、「弟のために」生きる、弟依存の人間。

日本によくいる、子供依存の母親を思い出した。

家族のため、子供のため、とか、迷惑だと思う。自立せず、勝手に依存してきて、挙げ句の果てに「自分はあんたたち子供にこれだけ尽くしたのに」と逆ギレしてくる。

そういう親が多いのは問題だし、そういう親を生む社会構造が問題だと思う(片親だけに子育てが集中する構造)

私の場合は父親が子供依存(お前たちの面倒を見てやっていると恩を着せてくる)だったが、大多数の日本人は母親にそういうことをされているんだろうな、と思う。

それゆえ、母親への嫌悪感やコンプレックスが強く、女性不信でマザコン・ロリコン社会

 

・女依存(ナギ)

個人的にはこれが一番嫌だった。女依存の人間は父親を思い出すから、だろう。

女に依存して神聖化してくる、日本の中年以上の男や、オタク男の大多数が嫌い。

そういう男を思い出すのが、ナギというキャラクター。

女を理想化して、乙女とかいって崇めて神聖化してきて、依存・執着してくる、気持ち悪いな、と。

マザコン・ロリコン社会だからこういう男が多いし(だから、スナックの「ママ」に癒されたがったり、「幼女」に癒されたがるオタク男が多かったり、「JK」に癒されたがる男がいる。控えめに言っても異常。こういう言葉が市民権を得ているのは異常)

男が女を消費してくる、その反動で、「イケメン」「BL」「ショタ」という女が男を消費するコンテンツにも溢れてるし。

消費するのもされるのも嫌、と思う人間からしては、ナギは気持ち悪過ぎた。

ロリコン男はネットで女叩きに夢中だし、BLが好きな女性の中にも男叩きをしている人もいるし。

異性への執着があり、期待があり、憎しみが生まれている、それが当たり前の環境(特にネットでは)

そういうのから距離をとって生きていくと決めたのに、ナギみたいなキャラが出てこられると辛い。日本のゲームはできないのかなぁ。

 

・ASD、左脳人間(隊長)

日本に物理的に多いから仕方ないのかもしれないけど、左脳+べきねばに偏った脳で「べきねば」が強すぎる、真面目すぎるという、ASDのキャラが多いのも、現実を思い出して疲れる。

日本に物理的に左脳+べきねばに偏った人間が多いから、リアルではあるけど、現実を忘れたくてプレイしてるはずなのに、現実を見せられるのは疲れる。

べきねば優位、真面目すぎ、融通がきかない、自己の鍛錬にしか興味がない…そういうキャラを見ると、ああ、またか、と思うので、勘弁してほしい。

隊長に関しては、見合いを仄めかす描写が気持ち悪いと思った。

「女なら結婚するのが当然」という前提があり、見合いという描写が出てくるのが差別的で気持ち悪い。

また、結婚が手段じゃなく目的になっているから見合いとか婚活とかがあるので、なんでも目的化する左脳社会が馬鹿馬鹿しいと思ったりした。

学校に入ること、会社に入ることが目的になり、結婚することが目的になり、健康になることが目的になり、英語を身に付けることが目的になり…本来は全て、手段である。

手段をゴールと錯覚させ、そのためのビジネスや商品に溢れているが、それを鵜呑みにして振り回されても仕方ないと思う。

 

・強がり、自己愛性パーソナリティ障害(団長娘)

日本の男(競争で劣等感を強くした人間)に多い、「強がる」「回避傾向」「承認欲求に飢えている」という自己愛に問題を抱えたキャラが登場することが、日本的だなーと。

そういう現実を忘れたくてプレイしてるはずなのにな…

いわゆる「ツンデレ」は自己愛に問題があり回避傾向が強すぎる人間だし、「俺様」は自己愛無自覚型のモラハラ男だし、「ヤンデレ」は自己愛に問題があり依存が強い人間だし、モラハラ男か回避男か依存男の方が多数派、というのはヤバイと思う。(男だけではなく女にも、モラハラ・回避・依存人間はいるが、男の方に多い)

そういう現実があるから、「イケメン」を消費するゲームを見ても、「俺様」や「ツンデレ」や「ヤンデレ」が多数派だけど、不健全な男たちに依存しないとやっていけない日本の一般的な女性は大変だなーと思う(過去の私もそうだったけど)

団長娘はプロフィールにも自己愛に問題ありと書かれていて、それゆえに回避傾向が強く、いわゆる「ツンデレ」

自尊心が健全なら、依存も執着も不要、強がりも回避も不要だから、そういった自尊心の健全さがレアになるこの社会はヤバイな、と思った。

 

・厨二病(主人公、リゼット)

そういう、自尊心に問題を抱えた人が多いから、自分は特別だと思いたくて、「厨二病」という概念があるんだろうなーと。

自分には特別な力がある、という、「厨二病」設定のゲームや漫画がウケるのは、特別にならなければいけない、一番にならなければいけないという社会的プレッシャーがあるからだと思う。特に男。

アメリカもそういう「ヒーローでなければいけない」というプレッシャーが強くて自己愛無自覚型が多いけど、アミコミヒーローに現れてるんだろうなぁ、と。

アメリカの映画を見てると男は自己愛無自覚型で強がってるし、女は自己愛過敏型で周りの目を気にしてたりするし、で、日本を思い出して辛くなるから見ない。

競争や差別が少ない社会のコンテンツは、そういうストレスが少ないから、そういう社会のコンテンツに触れてたりする。(このゲームもベンチャーだからそういうストレスは少ないかと思ったら、違った)

 

・力への執着(団長娘とミュシュア)

こういった競争社会で弱肉強食だと、力を欲するものが多くて、権力やお金に執着する人が多い

そんな風に、力に執着したキャラが出てきてて、可哀想だなーと。

 

・潔癖で処女信仰(エルフ盗賊)

「私は汚れてるから」とか、色々と男社会の理想の「貞淑な女」からズレたことをした女が、劣等感を負わされるのが気持ち悪いな、と。

そもそも、行為に良いも悪いもないし。

行為に良いも悪いもないから、同じ不特定多数とのセックスでも、男なら好意的に解釈され、女だと否定的に解釈される

それは社会の文化的な文脈があるからで、実際に良いも悪いもないから、自分を卑屈に思わなくてもいいんだよ、と過去の私に言ってあげたい。

貞淑な女を前提にしてるところに、潔癖で処女信仰が強い日本的な価値観を見て、気持ち悪いと思った。

(「貞淑な」と入れたら、真っ先に「妻」と予測変換されるような文化だし)

 

・ロリコンとマザコン(気弱な猫耳とか、優しくて強い天使とか)

日本と切っても切り離せないロリコン・マザコンな価値観も気持ち悪かった。

気弱な猫耳娘というロリコンキャラがいたかと思えば、優しくて強い天使というマザコンキャラがいたり。

男キャラも男キャラで、弱くて優しい少年とか、強くて怖いモンスターに近いキャラ、とかが多いから、ファザコン・ショタコンも強いなと思うけど。

料理の褒め言葉が「お母さん」とか気持ち悪すぎ、マザコン社会無理すぎ…と思った。

ライターは、こういうのを気持ち悪いと思わずに書いてるわけだから、「母親って感じがした」というマザコンたっぷりな台詞をなんとも思わない、生まれてから死ぬまでマザコンが当たり前な社会にどっぷり浸かってるから、なのかなぁ、と。

全員が全員ではないけど、日本の男の大多数はマザコン・ロリコンだから、そういうのが嫌な女性は、一般的な日本の男と付き合うのはやめた方がいいと思う。

マザコン・ロリコンが当たり前、支配したがるのが当たり前、ミソジニーが当たり前、そういう男に迎合して、自分をすり減らさなくていいと思う。

男への依存心が強くて、そういった支配的な男や男社会に迎合して生きづらかった、過去の自分に向けて、書いてみた。

誰にどう思われてもいいと思えば、他者の目や社会の価値観にあわせることは、どうでも良くなる。

 

他者依存は痛々しい

その他にも、男同士で「おぬしやるな」みたいな盛り上がりがあるホモソな文化とか、「抗え」というテーマとか、長老とかっていう年上の男が偉いという儒教的な価値観とか、うんざりだよ…と思いながら、眺めてた。

アジアは遺伝子的に低セロトニンが多いから(SS遺伝子が多い)、自分を下げて相手を上げるという卑屈な文化なんだなーとか。

そういう卑屈や自己否定、自虐が当たり前なの、精神的に良くないと思うけど。

 

一番うんざりだったのは、ナギの存在だけど、その次は、他者依存かなぁ。

「誰かのため」に頑張るって言ってるキャラたちが痛々しかった

自分のために生きろよ、っていう…。

そうやって、責任を誰かに押し付けて、「誰かのため」に生きてる人が多いから、抑うつ的。

自分のために生きて、自己コントロール感をしっかり持った人が増えれば、抑うつ的な社会もマシになるのでは、と思う。(自己コントロール感の低さが抑うつや幸福度に影響するというのは科学的にも明らかになっているので)

 

そういう描写があるから、「べきねば」な表現も多かった。

「やらなきゃ」「しなきゃ」で、「やりたい」という主体的な発言をするキャラが少なかった、なんだかなぁ。

主体的に生きないのが日本の文化なんだろうけど(怖すぎる)、他者依存やべきねばで動いても仕方ないし、っていう。

そういう現実の社会が嫌だから、フィクションに触れてるのに、ゲームの中でまでそれは勘弁してくれ、と。

 

テーマは親殺し

テーマ的には、父親殺しや親殺しだった。

父親殺しとして、団長娘の団長への謀反。

主人公がラスボスが父だと知り、父と戦うと決意する、など。

最終的にはラスボスは親の象徴だったのかな、と思う。

僕と私、二体の驚異的な力を持つ存在を倒す。

親殺し、神殺し

許さない、憎い、けど、その存在があったからここまでこれた、っていうのは親殺しだと思う。

最初の騎士団長への抗いから、権威との戦い・親との戦いがテーマなんだなぁ、と。

そういうのは、親や権威が理不尽な力を持つ儒教的文化だから、理解できるストーリーなのでは、と。

 

総評

全体的に、日本や儒教的な価値観を知らないと感情移入できないのでは…と思ったけど、知らなくても楽しめるのかなぁ。

私個人としては、日本的な価値観を離れて生きていて、そういう価値観を鵜呑みにしているマジョリティが作った作品ではないから、ストレスは少ないと思って買ったが、日本的・儒教的な価値観のオンパレードで疲れた

 

良い点としては、

・短時間で一区切りつく

・ストレスフリー

・戦闘に戦略性がある

という点は挙げられる。

 

日本的な価値観に違和感を感じない人なら、楽しめるのでは。

ゲームシステム、ストーリーに大きな破綻はないし、価格も安いし。(無課金でもクリアできるゲームバランス)

この会社はベンチャーとして多様性重視で頑張っているのだから、思想やストーリーの面でも、革新的なものを作ってほしいなぁ、と思った。

(それでも、昔のゲームよりかは、性差別や男尊女卑はマシだと思う。少しずつマシになっていっているのは、良いこと)



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