レビュー

「発達障害を見過ごされる子ども、認めない親」の感想【日本にはグレーゾーンを含めると4割以上はいる】

投稿日:

 

あまり参考にならなかったが、タイトルの本を読んだので、感想を。

 

前書き・前半。発達障害に無自覚な子供を見た

日本は発達障害大国なので、この間も都会に行った時に、無自覚な子供を見た。

電車に大量の幼稚園児が乗ってきた時に、発達障害の女の子がいた。

大人は自己責任なので無自覚でも放っておくが、子供は責任がないので、無自覚で苦労するのは、可哀想だと思う。(でも、わざわざ、見知らぬ他人の子供に教えるのは違う、とわかる)

 

無自覚で100%不幸とは限らないけど、無自覚の親と定型の親、とかだと、機能不全家族になって、虐待されたりする可能性が高いから、可哀想だな、と思った。

(虐待や機能不全家族は、大体が、ASD+定型か、ASDADHDの家庭だと思う)

 

その子供の特徴として、

お腹が異常に張っている、目が変、鼻が変、ずっと周りをキョロキョロ見回している(右脳機能不全だと、同じ場所をずっと見ておくことが苦手な模様)

などの兆候があり、脳のアンバランスがあるとわかる。

 

初対面の私が、数分見ていただけでわかるのに、保育士や親は気付いていないのだろう。

(一点に集中することができず、ずーっと周りをキョロキョロ見回しているので、注意深く見ていたら、わかる。

親や教師は、発達障害が多いのを前提に、周りの子供がそういう特徴がないか、意識した方が良いと思う)

 

概念が浸透しておらず、なんでも見て見ぬ振りしたがる国だから、発達障害が多いという事実があっても、見て見ぬ振りされている。

概念や特徴が浸透して、子供の頃に気付いてもらえる人が増えればよいなぁ、と思う。

(なので、特徴を書いている)

 

前書き・後半。凸凹があっても問題視されない環境なら、病気とは言えない

発達障害で二次障害を起こさないためには

社会が問題視しない(絶対数が多くても診断数は少ない社会)

or

日本のように問題視する社会なら、幼少期に気付かれる

のどちらかが必要。

 

日本は社会が問題視する環境なので、気付かれないと、大人になってから苦労する可能性が高い。

凸凹がある=病気、ではない。問題視される環境なので、問題になる

 

気付いた上で、治療をする・しないは本人の自由だが、気付かれずに大人になってから苦労したり二次障害になったりする人が多い社会なので、子供の頃に気付かれる人が増えた方が良いと思う。

絶対数が多くても、北欧のように問題視されない社会なら、気付かれなくても良いのだろうが

(コミュニケーションを全て言語化する欧米社会なら、非言語コミュニケーションの苦手さがあっても、問題になりにくい)

 

凸凹の有無が問題というより、非言語コミュニケーションの苦手さが問題視される社会だから、気付かれた方が良い、と言っている。

社会の方が、問題視することをやめれば、こういった啓蒙活動も必要ではなくなるので、問題視されない環境に変わってほしいと思うが、現実的には問題視されているので、現実的な行動として、啓蒙。

 

概念が浸透して、無自覚な人が減るか、凸凹ゆえの非言語コミュニケーションの苦手さを問題視する社会が変わるか、どちらかで、凸凹がある人たちの生きづらさが減ると思う。

そういった状況に向けて、自分にできることをやっている。

 

本の感想

海外の専門書と比較すると、日本の本は浅く、学べる部分がないので最近はほとんど読まないが、通っている病院の本棚にあり、気になったので借りてみた。

 

結果的には、学べることはあまりなかった。

なので読者にはあまり勧めない。

日本の発達障害を取り巻く現状を知りたい人は、読んでも良いかも。

 

 

 

気になった部分(個人的な感想)

・教師に気付かれているだけで6%

グレーゾーンで見過ごされる人を含めたら、日本にはASDだけで3-4割はいる。ADHDもあわせると、半数以上は何らかの神経発達障害があると思う。

日本では、脳のバランスが良い人の方が、少数派

(人権後進国は、どこもそんなものなのだと思う。高身長が多く栄養障害が少ない国になってくると、脳のバランスが良い人の方が多数派になってくる)

 

・定型発達はフィルター機能があると見かけるけど、フィルター機能のない世界しか知らないから、理解できない

全ての音が混ざって聞こえないとか、さぞかし楽だろうな、と

何もしてない状態でのストレスが違うから、定型発達が多い環境はエネルギーの無駄遣い

定型発達と関わるのもエネルギーの無駄遣い(脳の使い方が違うので、話が通じない。同じように左脳優位で右脳機能不全がある人たちとは、話が通じる)

 

・発達障害より発達アンバランス症候群と読んだ方が良い、という意見には賛成だった。

発達障害という病気があるわけではないから。脳の凸凹に、便宜上、発達障害という名称を使っているだけ。

 

・「普通」が良しとされる国だから、特別学級に行くのは権利ではなくスティグマになる

だから親が障害を否認する

脳のアンバランスが少なく、「普通」の人の方が少数派なのに、普通が重視されるのが怖い。

普通が少数派ゆえの普通コンプレックスとも言えるけど

 

普通コンプレックス、マザコン/ロリコンやファザコン/ショタコン、金や権力へのコンプレックス、欧米コンプレックス、東京コンプレックス、容姿のコンプレックス…日本人はコンプレックスだらけで、大変だな、と思う。

日本でコンプレックスと無縁な人は少数派で、それだけでも優位性があると思う。(そういう人は羨ましい。競争と無縁に育った、田舎の男性、などに多い)

 

・全世界的にそうだと思うが、日本でも、ADHDASDという右脳機能不全が激増している

環境障害が増えてるからだと思う

(戦後のストレスや栄養障害の増加、機能不全家族の増加の影響もあると思う)

 

・著者は、日本の無知なマジョリティ男らしく、発達障害の増加の原因に、「若い女性の飲酒率や喫煙率が増加しており」とか、「できちゃった婚で妊娠に気付かずに飲酒や喫煙をしてる人がいるから」とか書いてる。

そうやって、何でも母親のせいにするような環境で、妊娠中と子育て中の母親へのストレスやプレッシャーが大きいから、発達障害も増える、って気付けよと思った。

 

飲酒や喫煙よりも、母親の栄養不足とか、社会的プレッシャーからのストレスとかの方が問題だろ、と私は思う。

女性の喫煙率は他の先進国より低いけど(10%以下)、痩せ過ぎ女性の数は他の先進国より多い。(韓国とタイで先進国でワースト1,2位ぐらい)

 

飲酒や喫煙を問題視するより、日本の女性に多い見た目しか見ない風潮、外見至上主義のせいで、栄養不足も多い、痩せ過ぎも多い、そういったことを問題視した方が良いと思う。

その、外見至上主義は男社会の影響もあるから、男尊女卑社会を何とかする必要があるのに、「子供が性別役割分業を学ぶために」みたいなことを書いていて、こういった無知で愚かなマジョリティがいるから、社会が変わらないんだな、と思った。

 

性別役割分業を支持するかどうかは個人の自由だけど、発達障害を自覚していて公表してマイノリティの立場として発信しているなら、社会構造を疑う視点もほしいな、残念だな、と、ガッカリした。

 

マジョリティは権力を持っているのに、世の中を悪い方向に維持したりするから、イラついたりする

女にも、無知で愚かなマジョリティが多いなら、ここまで腹は立たない。

現実は、権力者は、無知で愚かな男のマジョリティと、女で苦労して権力がある人の非対称性だから、無知なマジョリティ男には特にイラつく。

 

・子供に発達障害がある=親にも発達障害がある

でも、認めない親が多い

親に発達障害があり、認知機能がバグっているので、機能不全家族を作ったり、子供の発達障害に気づかなかったり

 

・私は、細かく分類しても仕方ないと思う。

特定の遺伝子+右脳機能不全でADHD、別の特定の遺伝子+右脳機能不全でASDだと思う

(ADHDとASDは右脳機能不全が共通するという説を支持するが、見た目が違う。それは遺伝子の違いだと思う)

 

遺伝子と環境障害の時期で、ダメージの出る部位が違い、症状が違う。

根っこは脳のアンバランスなだけだから、細かい分類は不要だと、私は思う。

 

著者はADHDも細かくタイプ分けしていたが、ADHDのタイプの違いは、ドーパミンの高低とかだと思う。

高ドーパで多動・衝動が強いのか、低ドーパで不注意が強いのか。

 

なので細かく分類せず、左右の脳のアンバランスと、伝達物質のアンバランスに対処したら良い、と思う。

そういうことを言っているのが、脳の使い方の改善と栄養の改善で、発達障害が治るという本を出している、2万人以上の治療実績がある、Dr.メリロとか。(この本の詳細はこちらの記事)

 

終わりに

個人的には、「アスペルガー医師」だとか、「発達障害の医師」だとか、わざわざ公表している人は視野が狭い人が多いのではと感じた。

 

ASDの医師の中にも色々いて

無自覚の人(一般的な教科書通りの治療をする病院の医師など)

自覚して徹底的に否認している人(分子栄養学の病院をやりつつ、発達障害という言葉には一切触れない人など)

自覚して公表している人(この本の著者もそう)

自覚して公表せずに治療している人

といるが、個人的には、最後の、自覚して公表せずに治療している人が、一番、視野が広いと思う

 

ASDの症状として視野の狭さがあるので(私もそういう傾向はゼロではないと思う)、治療者選びの際の医師選びも、重要だと思う。

合う医師合わない医師は人によって違うが、できるだけ、視野が広く、細部より全体を見て、パターン対応をせず個体差を意識できる医師を選んだ方が良いと思う。



-レビュー

Copyright© きょうのあさ , 2020 All Rights Reserved Powered by STINGER.