こんにちは、KYOです。
今日は、扁桃体を抑えて不安や恐怖を弱くする方法を共有します。
目次
扁桃体が敏感になる原因
対処療法
根本的解決
おわりに
扁桃体が敏感になる原因
・ASD(自閉症やアスペルガーの総称)がある
ASDの脳に共通する初見として(絶対ではないが、多くの人に見られる)扁桃体の大きさがあります。
ASDの原因なのか結果なのかわかりませんが、ASDだと恐怖心や不安が強い脳の場合が多いと言えます。
・虐待やトラウマなどの影響
戦場や虐待などのトラウマを経験すると「サバイバー脳」という、危険に敏感な脳になります。
私は先天的にも恐怖心が強かったですが(扁桃体が大きかったのか、栄養不足のせいか)、後天的に虐待の影響で更に恐怖心が強くなりました。
昔は虫やオタマジャクシを触れていましたが、小学校高学年頃からサバイバー脳になり、そういった生き物は見るだけで嫌悪感を感じるようになりました。
人の視線や車の運転手の視線など、ありとあらゆるものが怖くなり、「社会不安障害」と言われる症状が出るようになりました。
前述のようにASDは元から恐怖心が強い人が多いので、虐待や過剰な慢性的ストレスなどの後天的なストレス過剰で、社会不安障害やパニック障害を発症しやすいです。
両方とも、扁桃体の過活動が関係しています。
ちなみに、「HSP」も扁桃体の過活動が関係しています。
(私は、扁桃体の過敏と島の過敏がHSPの生化学的状態だと思う)
虐待などでも、「HSP」と言われる脳の状態になりやすいです。
こういった、扁桃体の過敏が原因の症状も、改善することができます。
ASDのような完治が難しい脳の器質的変化もありますが、後天的に発症する病気は全て、一時的な脳の状態に名前をつけているだけなので、
「HSP」だとか「社会不安障害」だとか「パニック障害」だとか、診断名や分類にこだわらない方が良いと思います。
扁桃体を抑えるための方法・対処療法
対処療法はオススメできませんが、選択肢として、書いておきます。
・SSRI
SSRIは扁桃体を抑えるので、恐怖心や不安が弱くなります。
過去の私のように、自己否定感がありながら服薬するのは、破壊的な行為に繋がりやすいので、オススメしません(参考記事)
ASDを公表していて、SSRIの服用を公表している人もいますが(テンプル・グランディンもその1人)、副作用や離脱症状が激しいので、個人的にはオススメしません。
・CBDオイル
CBDオイルがパニック障害や不安障害に効くという研究、自分の体感からも、SSRIのように扁桃体を麻痺させる効果があると感じます。
こちらも対処療法なので、長期的・頻回に使用するのはオススメできません。
今の私は、寝る前の1回だけ、CBDオイルを摂取しています。(睡眠の質の向上のため)
私が使っているのはこちらの製品です。
扁桃体を麻痺させる効果を期待して、長期的に摂取したいのであれば、費用の面から、薬の服用の方が良いと思います。
(個人的には、どちらも対処療法なのでオススメできませんが)
扁桃体を抑える方法・根本的解決
扁桃体を抑える根本的解決として、器質的な部分へのアプローチと抑制系の伝達物質へのアプローチと2種類を紹介します。
前頭前野などの器質的な部分へのアプローチとして
・瞑想
・注意バイアス修正
・認知行動療法
セロトニンやGABAによる抑制として
・腸内環境安定によるセロトニンの安定
・GABAの安定
などが挙げられます。
瞑想や認知行動療法で、前頭前野が強くなり、扁桃体を抑えることができるようになります。
前頭前野-扁桃体はシーソーのようなもので、片方が優位だと片方が抑えられるからです。
扁桃体優位で、常にキレていたり感情のままにヒステリックに行動している人たちは、前頭前野を使っていない動物レベルの存在だと言えます。
(無自覚の発達障害、パーソナリティ障害、認知症の老人など)
ネガティブなものよりポジティブなものに注意を向ける、注意バイアスの修正も、不安の軽減に役立ちます。
無料の注意バイアス修正アプリがあるので、興味がある人は、App Storeで「注意バイアス修正」で検索してみたら良いと思います。
セロトニンやGABAを増やすことでも、扁桃体を抑えることができます。
セロトニンの安定のためには、腸内環境の安定が必要です。
詳しくは、こちらの記事などを参考にしてください。
GABAを増やすためにはグルタミン酸やB6などが必要です。
腸内環境を安定させるための食事をしながら、イライラの原因となる栄養のアンバランスを整えていれば(詳しくはこの記事)、GABAは自然と安定していると思います。
おわりに
対処療法として薬を使ったりするのではなく、瞑想や認知行動療法などの「考え方」と、腸内環境の安定や栄養不足の解消などの「食事」という、根本的解決に繋がるアプローチをオススメします。
考え方、食事、睡眠、瞑想、運動などで脳を安定させれば、薬は不要です。
薬を使いたい人は使えば良いと思いますが、副作用や離脱症状など、薬のデメリットも理解しておいた方が良いと思います。